【プロ野球】2019年5月パリーグ成績まとめ&6月予想

みなさんこんにちは!野球馬鹿のあおなです。

2019年シーズンも5月が終了し、6月からはいよいよセパ交流戦が始まりますね。

この記事では、ここまでの成績をまとめつつ、ピタゴラス勝率などセイバーメトリクスの観点を交えながらパリーグ6球団の6月成績予想を行っていきます!

セリーグはこちら↓

あくまでも私の個人的意見ですのでその点はご了承ください。ご意見、ご感想はコメント欄にてお待ちしております!

※この記事の成績はすべて2019年5月31日終了時点のものです。

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2019年5月31日試合終了時点 パリーグ順位表

まずは、5月終了時点のパリーグ順位表を見てみましょう。

チーム 勝率 順位
H .540 27 23 2 1
E .540 27 23 1 1
L .531 26 23 1 3
F .520 26 24 2 4
M .469 23 26 1 5
B .396 19 29 3 6

※H:ソフトバンクホークス、E:楽天イーグルス、L:西武ライオンズ、F:日本ハムファイターズ、M:ロッテマリーンズ、B:オリックスバファローズ

パリーグはホークスイーグルス同率首位1位~4位までが1ゲーム差、5位も3.5ゲーム差と非常に混戦です!オリックスが取り残されてしまっていますね。

1位:ソフトバンクホークス

では、1位のソフトバンクホークスの5月までの成績から見ていきましょう。

勝率 得点 失点 ピタゴラス勝率 勝率-ピタ勝率
.540 27 23 2 216 197 .546 -.006

若干、勝率がピタゴラス勝率を上回っていますがほぼ同程度であり、期待値通りの成績を残していると言えますね。

ソフトバンクホークス:5月投手成績

防御率 S QS率
3・4 2.59 15 10 8 59.26
5 4.25 12 13 7 48.00

ホークス投手陣は5月の月間防御率4.25と大きく成績を落としています。3・4月に未勝利ながら防御率0.89を記録した大竹耕太郎選手や無傷の4勝を挙げたサブマリン・高橋礼選手が成績を落としていることや、その他の先発投手陣の不調が大きな要因となっています。

また、ストッパーの森唯斗選手甲斐野央選手など、鉄壁の中継ぎ陣も終盤に打ち込まれるなど救援失敗も目立つようになってきました。サファテ選手が故障で離脱しているのも痛いですよね。

そんな中、エースの千賀滉大選手はここまで防御率1.60、5勝、リーグ断トツトップの奪三振97、圧巻のQS率100%と抜群の安定感を誇っています。今後も安定した活躍が期待できそうです。

ソフトバンクホークス:5月野手成績

打率 安打 本塁打 打点 OPS
3・4 .253 234 32 108 .717
5 .265 222 31 99 .765

チームの要である柳田悠岐選手や売り出し中の上林誠知選手など、主力選手の故障が相次いでいるホークスですが、5月は軒並み打撃成績を上げています

この要因として、デスパイネ選手グラシアル選手の両助っ人の活躍が挙げられます。両者ともにOPS1.000超と素晴らしい成績を残しています!これから暖かくなる季節ですので、今後も両選手の活躍が期待できるでしょう。

2019年5月 ソフトバンクホークスまとめ

ここまで、主力の離脱が相次ぎながらも、首位に立っているソフトバンクホークスの選手層の厚さはさすがの一言です。しかし、千賀選手以外の先発投手や中継ぎ投手陣に不安が残ります。

野手陣に関しては、クリーンナップの活躍が目立ちますが、柳田選手や上林選手に変わって出場している釜元豪選手と周東佑京選手の成績は物足りません。一刻も早い復帰が望まれます。

そんなソフトバンクホークスの6月のキーマンには、元メジャーリーガーの和田毅選手を挙げさせて頂きます。今シーズン、5月終了時点で登板はありませんが、交流戦からの復帰が予想されています。和田選手が先発として安定したピッチングをすることができれば、交流戦を勝ち抜き1位を死守することができるでしょう。

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1位:楽天イーグルス

次にホークスと並んで同率首位の楽天イーグルスのここまでの成績です。

勝率 得点 失点 ピタゴラス勝率 勝率-ピタ勝率
.540 27 23 1 250 234 .533 .007

こちらも実際の勝率とピタゴラス勝率の差がほとんどなく、期待値通りの成績を収めていると言えます。

楽天イーグルス:5月投手成績

防御率 S QS率
3・4 4.05 13 11 8 32.00
5 4.73 14 12 6 46.15

開幕からエース・則本昂大選手岸孝之選手を怪我で欠くイーグルスは、月間チーム防御率4.73とさらに成績を落としてしまいました。先発投手陣のQS率は上昇しているものの、防御率はほとんど4~5.00台とエース不在が響いています。

救援陣はクローザー・松井祐樹選手が去年の不調がうそのように抜群の成績を収めています。また、宋家豪選手青山浩二選手の両右腕とサウスポー・高梨雄平選手が安定したピッチングを披露しています。しかし、各選手ともすでに20~25試合以上の登板を強いられており、疲労の蓄積が懸念されます

楽天イーグルス:5月野手成績

打率 安打 本塁打 打点 OPS
3・4 .249 207 28 116 .761
5 .262 238 33 123 .754

5月終了時点でチーム得点数がライオンズにつぐパリーグ2位のイーグルス。そんなイーグルス野手陣を引っ張っているのがウィーラー選手ブラッシュ選手、そしてライオンズから新加入した浅村栄斗選手です!

特にブラッシュ選手5月に10本塁打27打点、OPS1.144と打ちまくっています!ウィーラー選手と浅村選手もOPS.800超と強力打線になっていますね。

2019年5月 楽天イーグルスまとめ

現在、同率首位の楽天イーグルスは好調な野手陣の影響で現在の位置に立っていると言えます。6月の交流戦でも多くの得点を挙げることができれば、このままの順位をキープできるでしょう。

ただ、心配なのはエース不在の投手陣ですよね。則本選手はブルペンでの投球練習が開始されており、6月中には復帰できるのではないでしょうか。また、岸選手5月末に復活登板を果たしています。両選手の復帰と活躍に期待しましょう。

楽天イーグルスの6月のキーマンはブラッシュ選手です。3・4月とは打って変わって5月は打ちまくったブラッシュ選手、このまま好調を維持できるのか、注目していきたいと思います。

3位:西武ライオンズ

昨年度パリーグ覇者の西武ライオンズ、5月終了時点では3位です。チーム成績を見てみましょう。

勝率 得点 失点 ピタゴラス勝率 勝率-ピタ勝率
.531 26 23 1 261 260 .502 .029

得点数は12球団1位とさすがは『山賊打線』ですね。ただ失点数もリーグワーストと昨年同様に打高投低な状態となっています。

西武ライオンズ:5月投手成績

防御率 S QS率
3・4 4.51 12 12 6 44.00
5 4.52 14 11 8 32.00

5月の西武ライオンズ投手陣は防御率4.52と振るわず、3・4月とほぼ同じ成績でした。やはり、ライオンズのウィークポイントは投手陣と言えますね。さらに、5月はQS率32%と先発投手が試合を作れないことが多く、中継ぎが粘りつつなんとか打って勝つ試合が多く見られました。

菊池雄星選手が抜けた今季、エースと期待された昨年度最多勝投手の多和田真三郎選手5月26日に不調が原因で無期限の2軍降格となるなど、6月も厳しい台所事情は続きそうです。

西武ライオンズ:5月野手成績

打率 安打 本塁打 打点 OPS
3・4 .259 228 27 137 .768
5 .255 216 35 113 .757

圧倒的な破壊力をもつ西武ライオンズの『山賊打線』は5月も変わらず打ちまくりました。目下パリーグ首位打者の森友哉選手、月間11本塁打でホームラン王争いトップを独走中の山川穂高選手は開幕から変わらずに好調を維持しています。

そんななか、3・4月に絶不調だった秋山翔吾選手がリーグトップの月間打率.402OPSは1.204と完全に復調したことで、昨年度打点王の浅村栄斗選手が抜けたことを感じさせないほどの打線となっています。

2019年5月 西武ライオンズまとめ

5月終了時点のライオンズ投手陣は崩壊状態、ルーキーの松本航選手を筆頭に今井達也選手高橋光成選手など若手先発投手陣が頑張っていますが、すぐに失点を減らすことは不可能に近いでしょう。

打線は水物とはいいますが、打ち続けることができなければ混戦のパリーグにおいてAクラスを守るのは難しいと考えられます。

そこで、西武ライオンズのキーマンに挙げるのは『アップルパンチ』こと外崎修汰選手です。開幕から不調にあえいでいましたが、徐々に復調気配にあります。6月の交流戦でさらに調子をあげることができれば、西武ライオンズのAクラス死守が見えてきます!

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4位:日本ハムファイターズ

5月終了時点で勝率5割を超えているにも関わらず、上位と僅差の4位となっている日本ハムファイターズの成績は以下の通りです。

勝率 得点 失点 ピタゴラス勝率 勝率-ピタ勝率
.520 26 24 2 224 206 .542 -.022

終盤の連勝でなんとか貯金生活に再突入したファイターズ、失点がリーグ2位と投手陣が頑張っている印象を受けます。

日本ハムファイターズ:5月投手成績

防御率 S QS率
3・4 3.97 12 12 6 42.31
5 3.39 14 12 7 16.00

5月のファイターズ投手陣は防御率3.39と成績を上げてきました。先発投手のQS率は16.00%と12球団最低ですが、これは今シーズン栗山監督が取り入れているショートスターターが影響していると考えられます。

開幕当初は打ち込まれることが多かった中継ぎ陣ですが、5月に入ってからは徐々に計算できる投手が増えており、クローザーを今期新加入の秋吉亮選手で固定できていることも6月の戦いに向けてプラスと言えるでしょう。

日本ハムファイターズ:5月野手成績

打率 安打 本塁打 打点 OPS
3・4 .240 210 14 88 .666
5 .276 239 19 122 .771

5月のファイターズ野手陣は3・4月よりもOPSが.105も上昇、それに伴い得点力がアップし先発が試合を作れなかったときの逆転勝ちもちらほらとみられるようになってきました。

特に、3・4月は不調だった近藤健介選手月間打率.380OPS1.011と本来の打撃を取り戻し、得点圏打率.484と勝負強さも光ります。西川遥輝選手大田泰示選手の1・2番コンビの好調も得点力アップにおける要因の一つと言えるでしょう。

また、王柏融選手清宮幸太郎選手が故障から復帰し、打線にさらなる厚みが生まれています!

2019年5月 日本ハムファイターズまとめ

5月は投手陣、野手陣ともに成績をあげてきたファイターズ、投手陣は先発、中継ぎともにある程度の戦力が揃ってきており、交流戦でセリーグ相手にどのようなピッチングをするのか注目です。

野手陣は主力が故障から復帰したこともあり、先発メンバーや打順がある程度固定されてきています。ただ、近藤健介選手王柏融選手清宮幸太郎選手DHで起用したい選手が多いため、DHが使えない交流戦でどのようなオーダーを組むのか、難しいところですよね。

そんなファイターズの6月のキーマンには主砲・中田翔選手を挙げたいと思います。ここまで、ある程度の成績をおさめていますが、求められているバッティングには程遠く、ここまで4番を外れる試合も数試合ありました。中田選手が本塁打と打点を量産すれば、Aクラス入り、そして首位も見えてくるでしょう!

5位:ロッテマリーンズ

現在5位に甘んじているロッテマリーンズの5月までの成績はこちらです。

勝率 得点 失点 ピタゴラス勝率 勝率-ピタ勝率
.469 23 26 1 212 212 .500 -.031

実際の勝率がピタゴラス勝率を大きく下回っていますね。接戦をものにできていないことが原因と考えられます。

ロッテマリーンズ:5月投手成績

防御率 S QS率
3・4 4.30 11 13 7 24.00
5 3.30 12 13 5 56.00

5月のマリーンズ投手陣は大幅な改善が見られ、防御率を1.00も下げました。先発陣ではベテランの涌井秀章選手と若手の二木康太選手が安定した成績を収め共に月間2勝、高卒3年目の種市篤輝選手も先発に転向し他球団のエースに投げ勝つなど、QS率先発陣が比較的安定してきました。

中継ぎ陣では田中靖洋選手松永昂大選手が非常に安定したピッチングを見せています。そんななか、昨年度大活躍したボルシンガー選手が絶不調でここまで1勝しかできていないのが気がかりです。

ロッテマリーンズ:5月野手成績

打率 安打 本塁打 打点 OPS
3・4 .237 196 31 101 .721
5 .242 200 30 102 .731

野手陣では、打率.313、OPS.850で1番センターに定着した荻野貴司選手の活躍が目立ちます。リードオフマンとして出塁するだけでなく、ここぞという場面で貴重なタイムリーヒットを打つなど、数字よりも活躍している印象を受けます。

また、開幕から絶不調で2軍落ちしていた井上晴哉選手も1軍に復帰し、その後は本塁打6本と復調気配、3・4月で絶好調だったレアード選手も成績は落としましたが9本塁打20打点、OPS.892と健在です。

2019年5月 ロッテマリーンズまとめ

現在、5位となっているマリーンズですが、投手陣、野手陣ともに良い成績を残す選手が増えてきています。ただ、投手ではグライシンガー選手が不調、野手では角中勝也選手が故障で2軍落ち、昨年ブレイクした中村奨吾選手も開幕から調子が上がりません。これら主力の選手の活躍なしに、混戦のパリーグで上位に進出するのは難しいでしょう。

そこで、マリーンズの6月のキーマンに挙げるのは中村奨吾選手。中村選手が昨年度のような打撃を取り戻し上位打線に入るようになれば、井上選手やレアード選手にかかる負担が減り、更なる得点力アップが見込まれます。

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6位:オリックスバファローズ

現在、パリーグの中で唯一引き離されてしまっているオリックスバファローズのここまでの成績は以下の通りです。

勝率 得点 失点 ピタゴラス勝率 勝率-ピタ勝率
.396 19 29 3 162 216 .360 .036

なんといっても12球団最下位の得点力不足が際立ちますね。この得点力不足がリーグ最下位となっている大きな原因となっています。

オリックスバファローズ:5月投手成績

防御率 S QS率 
3・4 3.85 9 14 7 50.00
5 3.68 10 15 8 52.00

オリックス投手陣は先発投手が好調です。特に山本由伸選手月間防御率1.30でパリーグ1位、WHIP1.06と非常に安定した成績を残しています。また、榊原翼選手防御率2.38、WHIP1.00と高卒3年目とは思えない素晴らしいピッチングを見せています。

救援陣はクローザーの増井浩俊選手を含め、防御率が軒並み4~5.00台と厳しい状態です。先発投手が頑張っているだけに、リリーフピッチャーの奮起が求められます。

オリックスバファローズ:5月野手成績

打率 安打 本塁打 打点 OPS
3・4 .228 199 22 86 .641
5 .213 171 14 69 .582

オリックス野手陣は頼みの吉田正尚選手が本来の調子を取り戻せず、T-岡田選手は不振で2軍落ち、外国人選手3人も目立った成績を残すことができていません。その結果得点を奪えず、好投する先発ピッチャーを見殺しにする試合が数多く見られました

そんな絶不調のオリックス打線で5月に一人気をはいたのが大城滉二選手月間打率.315、OPS.816と好成績を残し遊撃手に定着しました。

2019年5月 オリックスバファローズまとめ

5月のオリックスは、とにかく点が取れず大きく負け越してしまいました。このまま点が取れない状況が続けば、勝利を重ねるのは難しいと考えられます。先発投手陣が好調なだけに野手陣の復調が求められます

オリックスの6月のキーマンは、やはり吉田正尚選手でしょう。吉田選手の復調なくして得点力不足解消は望めません。本来の打撃を取り戻し、混戦のパリーグをさらに盛り上げてもらいたいですね。

2019年5月パリーグ成績&6月予想 まとめ

ここまで、パリーグ各球団の2019年5月の成績をまとめてきました。今シーズンは本当に混戦で、4位の日本ハムファイターズ、5位のロッテマリーンズもまだまだ優勝の可能性があります。

それでは、ここまでを踏まえて、パリーグ6月の順位を予想してみます!

順位 チーム
1 楽天イーグルス
2 日本ハムファイターズ
3 ロッテマリーンズ
4 ソフトバンクホークス
5 西武ライオンズ
6 オリックスバファローズ

1位~5位まで、どの球団もAクラスに残る可能性があり、正直この予想には自信がありません。6月は交流戦もあり、大きく順位が変動することも考えられます。

来月も6月の成績まとめと7月の予想を記事にしたいと思いますので、是非ごらんください!

以上、あおながお送りしました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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