みなさんこんにちは!あおな(@aonalog)です。
長かったレギュラーシーズンもついに終わりを迎えた9月、プロ野球・パリーグの各球団はどんな戦いを見せたのでしょうか。
この記事では、プロ野球・パリーグの9月における各球団成績をまとめています。
この記事では各球団成績をもとにした、あくまでも私個人的な意見ですので、その点はご了承ください。「こんな見方もあるよ!」って方は、是非コメントしてくださいね!
※本記事の成績はすべて9月終了時点のものです。
2019年9月30日終了時点 パリーグ順位表
まずは、9月終了時点(レギュラーシーズン終了時点)のパリーグ順位表を見てみましょう。
チーム | 勝率 | 勝 | 負 | 分 | 8月順位 | 9月予想 | 9月順位 |
L | .563 | 80 | 62 | 1 | 2 | 1 | 1 |
H | .551 | 76 | 62 | 5 | 1 | 2 | 2 |
E | .511 | 71 | 68 | 4 | 3 | 3 | 3 |
M | .496 | 69 | 70 | 4 | 4 | 4 | 4 |
F | .471 | 65 | 73 | 5 | 6 | 6 | 5 |
B | .449 | 61 | 75 | 7 | 5 | 5 | 6 |
※L:西武ライオンズ、H:ソフトバンクホークス、E:楽天イーグルス、M:ロッテマリーンズ、F:日本ハムファイターズ、B:オリックスバファローズ
9月のパリーグは順位変動なく、西武ライオンズが圧倒的な打力でレギュラーシーズンを制しました。
下位では、日本ハムファイターズが順位を一つ上げ、5位でフィニッシュ。オリックスバファローズは6位でシーズンを終えました。
あおなの9月順位予想の的中率は66.66%でした。
1位:西武ライオンズ
勝率 | 勝 | 負 | 分 | 得点 | 失点 | ピタゴラス勝率 | 勝率-ピタ勝率 |
.563 | 80 | 62 | 1 | 756 | 695 | .542 | .021 |
2019年シーズンのパリーグを制した西武ライオンズ。
圧倒的な打力で得点数は両リーグ断トツトップ。一方で失点もパリーグ最多となってしまいました。
西武ライオンズ:9月投手成績
月 | 防御率 | 勝 | 負 | S | QS率 |
8 | 5.48 | 17 | 10 | 9 | 33.33 |
9 | 3.30 | 14 | 7 | 7 | 61.90 |
8月はリーグ最低防御率と打ち込まれた西武ライオンズ投手陣でしたが、9月は防御率3.30とまずまずの活躍をみせました。
特に活躍したのは助っ人のニール選手。4試合に登板しQS率100%、防御率0.66で無傷の4勝をあげました。クライマックスシリーズでも同じような投球ができるか、注目です。
西武ライオンズ:9月野手成績
月 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
8 | .299 | 283 | 47 | 164 | .882 |
9 | .255 | 177 | 18 | 88 | .717 |
8月に圧倒的な破壊力を見せたライオンズ打線。9月は軒並み成績を落としましたが、それでも打率・OPSでリーグ1位、安打・打点はリーグ2位と引き続き好調を維持しています。
特に、山川穂高選手に代わって4番に座っているおかわり君こと中村剛也選手が、打率.250ながら5本塁打22打点と活躍しました。
打線全体的に平均以上の活躍を見せており、どこからでも点がとれる打線となっています。
西武ライオンズ:9月まとめ
9月の西武ライオンズは、ウィークポイントであった投手陣がまずまずの成績をのこし、貯金7で逃げ切り2年連続のリーグ優勝を果たしました。
レギュラーシーズンで最高出塁率以外の打撃タイトルを総なめした山賊打線は、クライマックスシリーズでも圧倒的な破壊力を見せてくれることでしょう。
そのため、ニール選手に続く先発投手がポイントになってくると考えられます。
2位:ソフトバンクホークス
勝率 | 勝 | 負 | 分 | 得点 | 失点 | ピタゴラス勝率 | 勝率-ピタ勝率 |
.551 | 76 | 62 | 5 | 582 | 564 | .516 | .035 |
9月のソフトバンクホークスはまずまずの成績を残しながらも西武ライオンズに抜かれてしまい、最終的にはリーグ2位となりました。
シーズンを通してみると、失点がリーグ最少と怪我人続出の野手を投手陣が助けた結果といえます。
ソフトバンクホークス:9月投手成績
月 | 防御率 | 勝 | 負 | S | QS率 |
8 | 4.35 | 12 | 11 | 7 | 30.43 |
9 | 3.51 | 12 | 9 | 9 | 50.00 |
9月のソフトバンクホークス投手陣はまずまずの成績を残しました。
エースの千賀滉大選手は9月も防御率1.24と抜群の成績を収め、ノーヒットノーラン達成や自身初となる最多奪三振にも輝きました。
好調を維持したままクライマックスシリーズを乗り切ることができるか、注目です。
ソフトバンクホークス:9月野手成績
月 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
8 | .270 | 213 | 27 | 99 | .750 |
9 | .245 | 173 | 24 | 70 | .697 |
9月のソフトバンクホークス野手陣は、本塁打こそリーグ1位だったものの、打点はリーグ5位と得点力不足に悩まされました。
怪我から復帰した柳田悠岐選手が打率.270、OPS.744と本来の実力とは程遠い成績、目立った成績を残したのは5本塁打を放ったグラシアル選手ぐらいでしょうか。
ソフトバンクホークス:9月まとめ
8月に2位に転落しそのままシーズンを終えたソフトバンクホークス。
投手陣はある程度計算できますが、野手陣の調子が上がってこないのが気がかりです。
しかし、昨年も2位からクライマックスシリーズを制したホークス。どんな試合を見せてくれるのか、注目していきましょう。
3位:楽天イーグルス
勝率 | 勝 | 負 | 分 | 得点 | 失点 | ピタゴラス勝率 | 勝率-ピタ勝率 |
.511 | 71 | 68 | 4 | 614 | 578 | .530 | -.019 |
9月は勝率5割を超え、なんとか3位をキープしAクラス入りした楽天イーグルス。
失点数がリーグ2番目に少なく、シーズンを通して投手陣が頑張った結果と言えますね。
楽天イーグルス:9月投手成績
月 | 防御率 | 勝 | 負 | S | QS率 |
8 | 3.62 | 13 | 12 | 4 | 40.74 |
9 | 2.81 | 11 | 10 | 7 | 28.57 |
9月の楽天イーグルス投手陣は防御率がリーグ1位と安定感を見せました。
特に、故障明けのエース・則本昂大選手が月間防御率1.80、QS率100%で2勝をあげる活躍を見せ、クライマックスシリーズに弾みを付けています。
楽天イーグルス:9月野手成績
月 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
8 | .262 | 248 | 25 | 114 | .738 |
9 | .236 | 153 | 19 | 77 | .688 |
9月の楽天イーグルス打線は、本塁打こそリーグ2位ながら、安打数がリーグ最下位、打率がリーグ2位と満足な成績を残すことができませんでした。
島内宏明選手、銀次選手の両ベテランは8月に続いてまずまずの成績を残していますが、ここまで好調だった茂木栄五郎選手が打率.167、ルーキーの渡邊佳明選手も打率.143とリーグワーストでワンツーフィニッシュ。
クライマックスシリーズに向けて不安を残す結果となりました。
楽天イーグルス:9月まとめ
9月の楽天イーグルスは投手陣の活躍により3位を死守し、クライマックスシリーズ進出を決めました。
投手陣はAクラスの中でも先発・中継ぎ共に一番安定感があり、クライマックスシリーズでも活躍が期待できるでしょう。
しかし、打線が湿っているのが心配です。そのため、3位からの下克上には、ロースコアのゲームを確実にものにしていくことが求められます。
4位:ロッテマリーンズ
勝率 | 勝 | 負 | 分 | 得点 | 失点 | ピタゴラス勝率 | 勝率-ピタ勝率 |
.496 | 69 | 70 | 4 | 642 | 611 | .525 | -.029 |
ロッテマリーンズは9月も1つの勝ち越しを作りましたが、シーズンを通しては勝率5割に届かず、4位に終わる結果となりました。
今シーズンは打線が好調で、総得点数はパリーグ2位。投手陣もまずまずの成績で、ピタゴラス勝率は5割を大きく超えています。
それにもかかわらず、Bクラスとなってしまった原因は、投打がかみ合わない試合が多かったことにあると考えられます。
ロッテマリーンズ:9月投手成績
月 | 防御率 | 勝 | 負 | S | QS率 |
8 | 3.52 | 14 | 13 | 5 | 50.00 |
9 | 3.60 | 10 | 9 | 3 | 70.00 |
9月のロッテマリーンズ投手陣は、8月と防御率はあまり変わりませんが、好調な他チームの投手陣と比べると物足りない結果となりました。
その中で、QS率70%と先発投手の活躍が目立っています。特に、シーズン途中は中継ぎに回ることも多かった石川歩選手が防御率2.00、QS率100%で無傷の4勝と完全復活。
西野勇士選手、種市篤輝選手もそれぞれQS率100%、75%と安定したピッチングを見せました。
ロッテマリーンズ:9月野手成績
月 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
8 | .262 | 251 | 26 | 110 | .734 |
9 | .250 | 167 | 16 | 89 | .712 |
9月のロッテマリーンズ打線は8月よりも数字を落としてはいますが、他チームも同様に成績を落としているため、打率・POSはリーグ2位、打点はリーグ1位となっています。
特にシーズン途中に加入したマーティン選手は6本塁打22打点、OPS.846と活躍。来季もチームに残ることになれば、さらなる活躍が期待できそうです。
ロッテマリーンズ:9月まとめ
9月は1つ勝ち越したものの、ぎりぎり5割に届かずAクラス入りを逃したロッテマリーンズですが、今シーズンは明るい材料もありました。
その中でも、投手陣では種市篤輝選手など若手の台頭が目立ってきています。来シーズンに期待しましょう。
5位:日本ハムファイターズ
勝率 | 勝 | 負 | 分 | 得点 | 失点 | ピタゴラス勝率 | 勝率-ピタ勝率 |
.471 | 65 | 77 | 4 | 560 | 586 | .477 | -.006 |
8月に大失速した日本ハムファイターズ。9月も2つの負け越しに終わってしまい、順位をなんとか5位に上げるのが精いっぱいでした。
特に総得点数がリーグ5位と、打線が足を引っ張っる試合が多く、来期の課題となりそうです。
日本ハムファイターズ:9月投手成績
月 | 防御率 | 勝 | 負 | S | QS率 |
8 | 4.28 | 5 | 20 | 2 | 19.23 |
9 | 3.04 | 9 | 11 | 5 | 35.00 |
9月の日本ハムファイターズ投手陣は、リーグ2位の防御率3.04とまずまずの成績を残しました。
特に先発投手では、今シーズン新加入した元沢村賞ピッチャー・金子千尋選手が防御率1.23で3勝をあげ、終盤にきて本来のピッチングを取り戻したように見えました。
また、有原航平選手も2勝をあげ、最終的には15勝で最多勝に輝いています。
日本ハムファイターズ:9月野手成績
月 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
8 | .235 | 203 | 17 | 76 | .650 |
9 | .240 | 155 | 8 | 55 | .624 |
8月に絶不調で大型連敗の原因にもなったファイターズ打線は、9月も軒並みリーグ下位の成績となりました。
その中で、西川遥輝選手は月間打率.333でリーグトップ。大田泰示選手、近藤健介選手もまずまずの成績を残しており、1~3番までは機能しており、4番・中田翔選手の不調と故障が得点力不足の原因になっていると考えられます。
日本ハムファイターズ:9月まとめ
7月までは1位争いをしながらも、8月に大失速しそのままの流れで9月を終えた日本ハムファイターズ。
投手陣は後半にかけて本来のピッチングを取り戻しつつあったため、8月以降の得点力不足がこの結果に直結していると考えられます。
ただ、若い選手が多いファイターズ。今シーズンも沢山の若手が経験を積みました。その選手たちの来季の活躍に期待したいですね。
6位:オリックスバファローズ
勝率 | 勝 | 負 | 分 | 得点 | 失点 | ピタゴラス勝率 | 勝率-ピタ勝率 |
.449 | 61 | 75 | 7 | 544 | 637 | .422 | .027 |
8月に5つの勝ち越しを作り、5位に浮上したオリックスバファローズでしたが、9月は逆に10の負け越し、6位に転落しそのままシーズンを終えました。
総得点数はリーグ最下位、失点数もリーグ2番目に多く、最下位となってしまうのもうなずける結果となっています。
オリックスバファローズ:9月投手成績
月 | 防御率 | 勝 | 負 | S | QS率 |
8 | 4.19 | 14 | 9 | 7 | 34.78 |
9 | 4.39 | 6 | 16 | 3 | 37.50 |
9月のオリックスバファローズ投手陣は、防御率がリーグ最下位と全体的に打ち込まれてしまいました。
しかし、山本由伸選手が最優秀防御率、山岡泰輔選手は最高勝率のタイトルを両者ともに初めて獲得。
来季に向けて、この二人に続く先発ピッチャーの育成が求められます。
オリックスバファローズ:9月野手成績
月 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
8 | .289 | 230 | 18 | 120 | .771 |
9 | .225 | 178 | 18 | 77 | .611 |
9月のバファローズ打線は安打数こそリーグ1位ですが、打率・OPSはリーグ最下位と迫力に欠ける結果となりました。
そんな中、主砲・吉田正尚選手が打率.307、7本塁打14打点でOPS.941と一人気を吐きました。首位打者・最高出塁率のタイトルまではあと一歩及ばなかったものの、来期も期待できそうですね。
オリックスバファローズ:9月まとめ
オリックスバファローズは8月に息を吹き返したかに思われましたが、9月はまた不調に陥り、最終的には最下位でシーズンを終えました。
投手、野手ともに総じて不本意な結果になっており、来期に向けてチーム全体の整備が求められます。
2019年9月パリーグ成績まとめ
ここまで、2019年9月におけるプロ野球・パリーグの各球団成績をまとめてきました。
9月のパリーグは、西武ライオンズがソフトバンクホークスを抜き首位に立つなど、順位変動が多くありました。
また、9月24日にはパリーグ全球団の最終順位が一気に確定するという非常に珍しい事件(?)も起きています。
ポストシーズンはどのようになっていくのでしょうか。注目していきましょう!
以上、あおなによる9月のプロ野球・パリーグ各球団成績まとめでした。最後までお読み頂きありがとうございました。
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