みなさんこんにちは!あおな(@aonalog)です。
この記事では野球のルールの一つであるボークについて解説していきます。
ボークは簡単にいうと、ピッチャーが相手をだますような行為をしたときに用いられる反則です。
プロ野球でも見られる反則で、特に外国人ピッチャーで宣告されることが多くなっています。
実際にどのような投球や動作がボークと判定されるのか、動画を交えつつ見ていきましょう!
ボークはピッチャーが相手をだます行為をしたときにとられる反則
ボーク(Balk)はピッチャーの反則の一つで、投球や牽制などボールを投げる動作をする際に、相手をだますような行為を行ったとみなされたときに宣告され以下のように定義されています。
ボーク(英:Balk)とは、野球において投手の投球や塁への早急における反則行為である。このルールの目的は、投手が不当に打者や走者に不利になるような行為をすることにより盗塁やヒットエンドラン、単純なヒットなどを阻もうとするのを防ぐことにある。
引用:『ボーク』 Wikipedia
野球はピッチャーがボールを投げないと始まらないスポーツです。そのピッチャーがボールを投げるときに反則をしてしまっては、スポーツとしてなりたちません。
それを防ぐために、スポーツマンシップにのっとって制定された反則がボークと言えます。
ボークのペナルティ:ボールカウントが1つ増えるor走者が1つ進塁
ボークを宣告された際のペナルティーは走者の有無により2種類に分けられます。
- 走者なしの場合:ボールカウントが一つ増える
- 走者ありの場合:ボールカウントは変わらず、走者が一つ先の塁に進む
ただし、ボークにもかかわらず打者がヒットやエラー、四死球などで一塁に達し、かつ他のすべてのランナーが1つの塁以上を進んだ時には、ボークは適用されずプレーが続行となります。
また、ピッチャーがボークを犯し、かつ悪送球した場合には、ランナーはさらにもう一つ先の塁へ進塁することができます。
ボークの種類と実例
ボークは公認野球規則8.05項で定められており、以下の13項目に分けられます。
- 投球を中止
- 一、三塁への偽投
- 踏み出さないで牽制球を投げる
- 走者のいない塁へ牽制
- 投手が反則投球をした場合
- 投手が打者に正対しないうちに投球した場合
- 投手板に触れないで投球動作をする
- 投手が不必要に試合を遅延させた場合
- ボールを持たないで投手板に立つ
- 投球(牽制)前にボールから手を離す
- ボールを落とす
- 投手がキャッチャーボックスの外にいる捕手に投球
- 静止しないで投球
これらの反則について、いうつか実際の動画を見ていきましょう。
ボーク事例:1.投球を中止
この動画では投手がサインを見ながら投球動作に入ろうとしながらも、それを途中でやめた際に、投球を中止したとしてボークを宣告されています。
ボーク事例:2.一、三塁への偽投
この動画では、ピッチャーが完全に一塁へ偽投してしまっていますね。
三塁への偽投に関しては以前までボークではなかったため、指導者の皆様は注意してください。
ボーク事例:9.ボールを持たないで投手板に立つ
この動画では、セットポジションで一度ボールを握ったあとにボールを離してしまい、ボールを持たない状態で投手板に立っているとみなされています。
ボーク事例:12.投手がキャッチャーボックスの外にいる捕手に投球
この動画では、敬遠する際に捕手がキャッチャーボックスの外にいると判断されボークを宣告されています。
プロ野球では2019年より申告敬遠が導入されたため、このようなシーンは見られなくなるかもしれません。
ボーク事例:13.静止しないで投球
この動画では、セットポジションで静止していないと判断されボークを宣告されています。
2球目はちょっと怪しいですが、確実に静止していると判断されない場合はボークとなるため注意が必要です。
ボークとは?まとめ
ここまで野球のルールのひとつであるボークについて解説してきました。
ボークにはいろいろな種類があります。また、動画を見てわかるように、明らかなボークから微妙な判定まで様々です。
過去には甲子園でサヨナラボークなども起きています。実際にプレーしている選手や指導者の皆様は、大事な場面でボークを取られないように、今一度ボークとなる条件を確認してみてください。
以上、あおなによるボークの解説でした。最後までお読み頂きありがとうございました。
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