みなさんこんにちは!あおな(@aonalog)です。
先日、野球を全く知らないという同僚を発見しました。
野球のルールって複雑でとても難しいですよね。
そこでこの記事では、
「今度職場の人と野球観戦に行くんだけど、一度も野球を見たことがない…」
「子供が野球チームに入りたいと言ってるけど、野球なんて全く知らない…」
そんな超初心者の方でも理解できるように、野球歴18年の私が野球のルールにおける基礎中の基礎をわかりやすく解説していきます!
野球のルール①:試合に必要な選手は9人
野球は最低9人1チームで行われます。また、試合は「チームA VS チームB」のように2つのチームで競い合います。
そのため、野球の試合をするには最低でも9人×2チーム=18人の選手が必要となります。
・試合をするには最低18人の選手が必要
野球のルール②:より多くの得点を取った方が勝ち
野球の試合は、2チームが攻撃側と守備側にわかれ、それを交互に繰り返していきます。
攻撃ターンと守備ターン1回ずつを1セット(=「回」や「イニング」と呼びます)とし、少年野球や中学、草野球では7回(7イニング)、高校野球やプロ野球では9回(9イニング)繰り返します。
先行側の攻撃ターン(後攻側の守備ターン)は「表」、後攻側の攻撃ターン(先行側の守備ターン)は「裏」と呼ばれます。例えば上の写真の赤〇は「1回の表」、青〇は「3回の裏」と呼びます。
既定の回(イニング)が終了するまでに、より多くの得点をとったチームが勝ちとなります。
・攻撃ターンと守備ターン1回ずつを1セット=イニング or 回と呼ぶ
・規定の回(イニング)が終了するまでにより多くの得点をとったチームが勝ち
野球のルール③:ピッチャーが投げてバッターが打つことで試合が進行
野球は守備側のチームのピッチャーがキャッチャーめがけてボールを投げる(投球する)ことでプレーが始まります。
攻撃側のチームはバッターがピッチャーの投げたボールを打ったり、打たなかったり(「見逃した」と言われます)りします。
これを繰り返すことで試合が進行します。
バッターが投球されたボールを打ったとき
バッターが投球されたボールを打ったとき、打ったボール(打球と呼びます)が飛んだ場所によって「フェア」か「ファール」の2種類に分けられます。
図の矢印がさしている白線の内側をフェアゾーン、外側をファールゾーンと呼びます。
フェアゾーンに打球が飛んだ場合、打球は「フェア」と判定されそのまま試合が進みます。
ファールゾーンに打球が飛んだ場合、守備側のチームが地面もしくはフェンスなどにボールが当たる前に取ったときはアウト(後述します)、それ以外は「ファール」と判定されストライクが1つ増えて次の投球に移ります。
また、「ファール」と判定されたとき、2ストライクであればストライクが増えず、そのまま次の投球に移ります。
バッターがボールを見逃したor空振りしたとき
投球には「ストライク」と「ボール」の2種類があり、投球されたボールをバッターが見逃したとき、規定された空間を投球されたボールが通る、もしくはバッターが空振りした場合には「ストライク」、それ以外の場合には「ボール」となります。
ストライクが3つとなると、バッターは三振でアウト(後述します)となります。また、ボールが4つとなるとフォアボールとなり無条件で1塁(後述します)に進みます。
なお、投球がバッターに当たった場合も、デッドボールとなり無条件で1塁に進みます。
・打球はとんだ場所によりフェアとファールにわけられる
・バッターが投球を見逃したとき、ボールがどこを通るかによってストライクとボールにわけられる
・ストライク3つで三振、ボール4つでフォアボール、投球がバッターに当たるとデッドボールとなる
野球のルール④:守備側の9人はそれぞれの守備位置(ポジション)につく
野球の守備側のチームは、以下のようにそれぞれ9つの守備位置(ポジション)につきます。
それぞれのポジションには以下のように名前があります。
番号 | 名前 |
① | ピッチャー(投手) |
② | キャッチャー(捕手) |
③ | ファースト(一塁手) |
④ | セカンド(二塁手) |
⑤ | サード(三塁手) |
⑥ | ショート(遊撃手) |
⑦ | レフト(左翼手) |
⑧ | センター(中堅手) |
⑨ | ライト(右翼手) |
また、ファースト、セカンド、サード、ショートをまとめて「内野手」、レフト、センター、ライトをまとめて「外野手」、守っている選手すべてをまとめて「野手」と呼びます。
基本的なポジションは図に示した通りですが、ピッチャーとキャッチャー以外は必ずしもそこを守らなければならないわけではありません。
最近では、バッターによってポジションを大きく動かす、「〇〇シフト」と呼ばれる守備位置をとるチームも見られます。
野球のルール⑤:1ターンは3アウトで終了
野球の1ターンは守備側のチームが「アウト」を3回とることで終了します。
アウトは主に以下の4つの方法で取ることができます。
- バッターから三振をとる
- 打球が地面についたり、フェンスに当たったりする前に野手がボールをキャッチする
- バッターランナーorランナーが次のベースに到達する前にボールを持った選手がベースを踏む
- バッターランナーorランナーがベースを踏んでいないときにボール(またはボールが入ったグローブ)をタッチする
野球のルールは複雑で、他にもアウトとなる場合がありますが、基本的にはこの4つを覚えておくことで問題ないでしょう。
アウトにならなかった場合、ランナーもしくはバッターランナーはセーフとなり、塁に残ったり得点となったりします。
攻撃側は、アウトを3つ取られる前にできるだけ多く得点できるように頑張ります。
野球のルール⑥:ランナーが本塁(ホーム)を踏むと1点
野球は得点を多くとったチームが勝つスポーツです。その得点は、攻撃側の選手1人が本塁(ホーム)を踏むことで1点が入ります。
バッターがボールを打った直後は「バッターランナー」、セーフとなって塁にでると「ランナー」と呼ばれます。
野球は「ベース(塁)」と呼ばれるポイントが4つあり、それぞれ1塁、2塁、3塁、本塁(ホーム)と名前がついています。
ランナー(バッターランナーも同様)は、このベースを反時計回りに1塁→2塁→3塁→本塁(ホーム)と順番に踏んでいかなければなりません。
1塁、2塁…と順番に踏んでいき、アウトになることなくホームを踏むことができれば、1点が入ることになります。
・1人のランナーがアウトになることなくホームを踏むことで1点が入る
野球のルール⑦:ヒット・エラー・ホームラン
野球の攻撃側において、バッターが打球をフェアゾーンに飛ばしアウトにならなかった場合、大きく分けて以下の3つの結果にわかれます。
- ヒット
- エラー
- ホームラン
それぞれについて大まかに解説していきます。
ヒットとエラーの違いは?
ヒットはフェアゾーンに打球が飛んだ時、ボールをもった選手が一塁を踏む前にバッターランナーが一塁に到達した場合に記録されます。
このとき、打球が飛んできた選手がキャッチをミスしたり、一塁にいる選手への送球がそれた(暴投と呼びます)場合、守備側のミスとなり、ヒットではなくエラーと記録されます。
ホームランとは?
ホームランは打球が外野手を越え、さらにその先のフェンスを越えたときに記録されます。
ホームランを打つと、バッターランナー及びランナーは無条件でホームまで帰ってくることができます。まさに、野球の醍醐味と言えますね!
【野球】試合の流れ
それでは野球の試合における1ターン分(1回表)の流れを紹介していきます。
【1回表】0アウト・ランナーなし
- バッターがサードとショートの間(三遊間)を抜くゴロを打つ⇒記録:ヒット
- 0アウト・ランナー1塁
【1回表】0アウト・ランナー1塁
- バッターは空振り三振でアウト
- ランナーはそのまま
- 1アウト・ランナー1塁
【1回表】1アウト・ランナー1塁
- 打球はレフトの頭を越えるホームラン⇒2人がホームに帰ってくる⇒2得点
- ランナーはなくなる
- 1アウト・ランナーなし
【1回表】1アウト・ランナーなし
- 打球はセカンドへのゴロ⇒ファーストに送球⇒セカンドゴロでアウト
- 2アウト・ランナーなし
【1回表】2アウト・ランナーなし
- センターへのフライ⇒センターがノーバウンドでキャッチしアウト
- 1回表終了、得点は2点
野球を知らない人でもわかる野球のルール:まとめ
ここまで野球を知らない人でもわかるように野球のルールにおける基礎中の基礎をまとめてきました。
・より多くの得点をとったチームが勝つ
・攻撃ターンと守備ターンを繰り返して行う
・1ターンは3アウトで終了
ひとまずはこれだけ覚えておけば野球を見てもなんとなくわかると思います。
また、この記事に書かれていること理解すれば、野球の6~7割は理解できたと思っていただいて結構です!
野球はとても奥が深く魅力的なスポーツです。この記事が、あなたの野球ライフの第一歩になっていただければ幸いです。
以上、あおなによる『野球を知らない人でもわかる野球のルール』でした。最後までお読み頂きありがとうございました。
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