みなさんこんにちは!あおな(@aonalog)です。
野球の守備で用いられる用語に『ベースカバー』と『バックアップ』があります。
「ちゃんとバックアップにはいりなさい!」
「ベースカバーが遅れてる!」
野球をしているとこのように言われることが多いですよね。
では、みなさんはベースカバーとバックアップの違い、きちんと答えられますか?
結論からいうとそれぞれは、
・バックアップはベースに対する送球がそれた時のためにベースの後方にはいる
という意味です。
それでは、ベースカバーとバックアップの違いについて、野球歴18年の私が解説していきます!この記事を読んで野球にもっと詳しくなりましょう!
【野球用語】ベースカバー:ベースに直接はいること
ベースカバーとは、他の野手からの送球に備えてベースに直接はいることを指します。
よくあるプレーとしては、ピッチャーよりのファーストゴロがあげられます。
画像のように、ピッチャーよりのファーストゴロになったとき、ファーストは打球処理に行くためファーストベースに誰もいない状態になってしまいます。ファーストが走ってベースを踏みに行っても間に合いません。
それを防ぐために、ピッチャーもしくはセカンドがファーストベースカバーにはいります。
ピッチャー、セカンドともに打球に反応してファースト側に動いているはずです。そのままの流れでファーストベースカバーにはいります。
プロ野球や高校野球ではフィールドが広いためピッチャーがはいることが多く、少年野球ではセカンドがはいる場合も多いですね。
【野球用語】バックアップ:ベース後方で悪送球に備える
バックアップは、悪送球などに備えてベースの後方に回ることを指します。
よくあるプレーとしては、ランナーがいない場面での内野ゴロにおけるキャッチャーのファーストバックアップがあげられます。
画像のようにランナーなしでサードゴロが飛びました。このとき、キャッチャーはサードからの悪送球に備えてファーストベース後方にバックアップにはいります。
バックアップには注意点があり、『悪送球に備える』ことが目的ですので、悪送球に備えられる場所にはいらなければなりません。
ベースにあまりにも近すぎると悪送球に対応することができませんよね。また、送球の延長線上にいなければなりません。
そのため、ベースからある程度離れている送球の延長線上に向かってバックアップにはいることが重要となります。
プロ野球や高校野球ではほとんどのキャッチャーが毎回バックアップに走っているので、キャッチャーを始めたばかりの方は注目してみてください。
【問題】これはベースカバー?それともバックアップ?
それでは、0アウト・ランナー1塁の場面での送りバントを例に、どの選手がベースカバーでどの選手がバックアップなのか考えてみましょう。
0アウト・ランナー1塁でファースト方向への送りバント、ファーストが捕球しました。
このときの各選手の動きはどのようになるでしょう?
正解はこちら!
- ピッチャー:ファーストが捕球し送球したのを見届けてサードベースのバックアップ
- キャッチャー:ホームベースカバー
- ファースト:バントを捕球しファーストベースorセカンドベースへ送球(今回はファーストベース)
- セカンド:ファーストベースカバー
- サード:サードベースカバー
- ショート:セカンドベースカバー
- レフト:セカンドベースへ送球されそうならセカンドベースのバックアップ、状況によってはサードベースのバックアップ
- センター:セカンドベースのバックアップ
- ライト:ファーストベースのバックアップ
このように、ひとつの打球に対して9つのポジションすべてに役割があります。
【野球用語】ベースカバーとバックアップの違い:まとめ
ここまで、野球の守備における用語であるベースカバーとバックアップの違いについて解説してきました。
まとめると、
・バックアップ:悪送球に備えてベース後方にはいること
・一つの打球に対して9つのポジションすべてに役割がある
となります。
野球を自分でプレーする方は、そのときの状況によって自分がベースカバーとバックアップどちらの役割をもつのか、普段の練習や野球観戦で意識することで、もっと野球がうまくなります。
「野球は見るだけ!」という方は、これでまた野球に詳しくなりましたね!この記事を参考に、ベースカバーとバックアップを使い分けてください。
以上、あおなによる『ベースカバーとバックアップの違い』でした。最後までお読み頂きありがとうございました。
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