【米ドラ1投手】カーター・スチュワート選手がソフトバンクと契約!どんなピッチャー?なぜ日本に?

みなさんこんにちは!あおなです!

R1.5.25、福岡ソフトバンクホークス昨年度MLBドラフト1位指名を受けたカーター・スチュワート投手と契約合意したと報じられました。

今まで、日本のアマ選手が日本プロ野球界を経由せずにメジャーリーグに挑戦するケースは、現在シカゴ・カブス傘下所属の田沢純一選手など何例かありました。

しかし、アメリカのアマ選手、しかも昨年度ドラ1の選手がメジャーを経由せずに日本の球団と契約を結ぶのは前代未聞です。

この記事では、話題のカーター・スチュワート選手どんな選手なぜソフトバンク入団を決めたのか、紹介していきます!

 

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【米ドラ1投手】カーター・スチュワート選手ってどんなピッチャー?

カーター・スチュワート(Carter Stewart)選手は1999.11.2生まれの19歳、アメリカのフロリダ州メルボルン出身のピッチャー右投げ右打ちの選手です。

身長198cm、体重91kgと大柄でフロリダ州オー・ガリー高校を卒業しています。

ストレート最速98マイル(約158km/h)、主な変化球は140km/h前後の縦カーブ、その他にチェンジアップも投げます。

YouTubeにスチュワート選手登板試合の動画があがっていましたので貼っておきますね。

Carter Stewart – RHP, Eastern Florida State College – (1-29-19)

コントロールはあまりよくない印象を受けますが、ストレートの強さ縦カーブの落差は素晴らしいですよね!

カーター・スチュワート選手:アマチュア時代の成績

スチュワート選手は高校卒業後の2017年にジュニアで活躍、その年のパーフェクトゲームオールアメリカンクラシックに出場し、2018年にはシニアで活躍しました。各年の成績は以下の通りです。

年度 防御率 奪三振
2017 0.81 11 2 104
2018 0.91 6 2 128

パーフェクトゲームオールアメリカンクラシックアメリカの甲子園みたいなもので、過去15年間における出場選手の84.6%(561人/663人)がメジャーのドラフト指名を受けています

また、スチュワート選手はシニア時代にはフロリダ州のState Gatorade Baseball Player of Yearに選出されています。これはGatorade社が選手成績、学業成績、スポーツマンシップや社会貢献などを総合的に評価し、その州の最も優れた学生アスリートに送られる賞です。このことから、野球だけでなく学業や模範的な性格を伴ったエリートであることがわかりますね!

カーター・スチュワート選手:ドラフト1位指名→契約合意ならず

カーター選手は2018年6月のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから1位指名(全体の8番目)をうけました。

しかし、ブレーブスは入団前の身体検査で右手首に異常が見つかったことを理由に契約金を出し渋り、それにスチュワート選手側が納得せず契約合意には至りませんでした

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カーター・スチュワート選手はなぜ日本に?

昨年度、ブレーブスとの契約合意には至らなかったスチュワート選手ですが、今年度も6月のドラフト上位指名が確実視されていました。しかし、一転して日本の福岡ソフトバンクホークスとの契約合意が報じられました。なぜ日本球団との契約を決めたのでしょうか?以下に解説していきます。

カーター・スチュワート選手が日本に来る理由①:好条件の契約

昨年度、ブレーブスがスチュワート選手に提示した契約金は約2億2000万円とされています。また、MLBでは数年間のマイナーリーグで下積みするのが通例ですが、マイナー選手の年俸がとにかく安く、メジャーリーガーとならない限り年俸は100万円以下の選手も少なくありません。

一方、ソフトバンクが出した契約はなんと6年総額約7億7000万円!ブレーブスと比べるとかなりの好条件ですよね。契約金や年俸は選手に対する球団の評価と直結します。ソフトバンクがスチュワート選手を高く評価していることがうかがえますね。

カーター・スチュワート選手が日本に来る理由②:施設環境や待遇

MLBはメジャーとマイナーで球場などの施設環境に大きな差があります。マイナーリーグの施設環境は劣悪であることで有名です。

一方、ソフトバンクは3軍までありますが、どの施設も野球に取り組む環境が整っており、またソフトバンクの育成方針にもスチュワート選手が好感を持っているとの報道もあります。

参考:Livedoor NEWS 『【日本球界 米ドラ1獲得の全内幕・上】19歳”金の卵”スチュワートはソフトバンクの熱意にほだされた』

カーター・スチュワート選手が日本に来る理由③:代理人スコット・ボラス氏

今回、スチュワート選手の代理人を務めたのは、現中日ドラゴンズ・松坂大輔選手レッドソックスに入団する際に代理人を務めた、あのスコット・ボラス氏です。昨年はマリナーズ・菊池雄星選手の代理人も務めています。

ボラス氏は以前から日本球界をちらつかせMLB球団から好条件を勝ち取ることもありましが、今まで実際に日本の球団と交渉することはありませんでした。しかし、今回のスチュワート選手のソフトバンク入りを考えると、ボラス氏は日本球界をマーケットの一つとして考えていると言えるでしょう。

参考:ベースボールチャンネル 『米ドラ1・スチュワートがソフトバンクと契約合意。学ぶべき「選手ファースト」の姿勢、価値に見合った評価を得られる交渉を

【米ドラ1投手】カーター・スチュアート選手がソフトバンクと契約!どんなピッチャー?なぜ日本に?まとめ

ここまで、カーター・スチュワート選手プレースタイルなぜ日本球界入りを決断したかについて紹介してきました。

今回の契約は前代未聞で各界に波紋を呼んでいますが、私個人としては、日本に海外の有望選手が入団することで日本野球全体のレベルアップにつながると考えられるので非常に喜ばしいことだと思います。

野球界を変えるかもしれないカーター・スチュワート選手の活躍や今後の動向に注目してください!

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以上、あおながお送りしました。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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