みなさんこんにちは!おおなです!いやーヤクルトは泥沼ですね。非常に心配です。
R1.5.23、BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスの北方悠誠(ゆうじょう)選手がMLB・ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結びました!
北方選手は高校時代には甲子園に出場、その年のドラフトでDeNAベイスターズから1位指名を受けプロ入りしましたが、目立った成績は残せず戦力外通告を受け、独立リーグのチームを渡り歩いた苦労人です。
この記事では、そんな北方悠誠選手の経歴やピッチングスタイルについて紹介していきます!
ドジャース入団!北方悠誠選手の経歴
北方悠誠選手は1994.1.25生まれの25歳、右投げ右打ちの投手です。身長180cm、体重90kgと大柄な体格で、現在は非公式ながら最速161km/hを記録しています。そんな北方選手の経歴を簡単にまとめたものが以下の表になります。
年 | 経歴 |
2002 | ショートとして軟式野球を始める |
2011 | 唐津商業高校のエースとして甲子園出場、ベイスターズからドラ1指名を受けプロ入り |
2014 | ベイスターズから戦力外通告、トライアウト・入団テストを経てソフトバンクに入団 |
2015 | ソフトバクから戦力外通告、BCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスに入団 |
2016 | 前期終了後、群馬ダイヤモンドペガサスを退団、四国アイランドリーグ・愛媛マンダリンパイレーツに入団 |
2017 | 愛媛マンダリンパイレーツを退団 |
2018 | BCリーグ・信濃グランセローズに入団するもシーズン終了後に退団、同リーグ・栃木ゴールデンブレーブスへ移籍 |
2019 | MLB・ロサンゼルスドジャースとマイナー契約 |
NPB、独立リーグを含め毎年のようにチームが変わっていることからも、苦労人であることがわかりますよね。ここからは、北方選手の経歴の詳細を紹介していきます!
北方悠誠選手:高校時代
北方選手は佐賀県立・唐津商業高等学校に入学、1年夏からベンチ入りし2年春からエースとなり、2年秋には県大会全5試合を完投勝利を挙げました。
3年夏には県大会57イニング、888球を投げ抜き見事突破、甲子園に出場します。甲子園では1回戦で宮城・古川工業を13奪三振で下しましたが、2回戦の栃木・作新学院戦で最速153km/hを記録するも惜しくも敗れました。下の動画はそのときのものです。
私もリアルタイムで甲子園での北方選手のピッチングを観戦しましたが、とても勢いのあるストレートを投げ込んでいました。また、投げっぷりも良く「これはプロ入りするな」と思ったのを今でも覚えています。しかし、回が進むにつれて球速はどんどん遅くなるため、先発ではなくリリーフ向きだとも感じました。
この年、当時の横浜ベイスターズからドラフト1位指名を受け、見事プロ入りすることとなりました。なお、翌年に横浜ベイスターズはDeNAに買収されDeNAベイスターズとなったため、北方選手は横浜ベイスターズ最後のドラ1選手となっています。
北方悠誠選手:ベイスターズ時代
プロ入り1年目の北方選手は、2軍公式戦で6試合に登板、0勝2敗、防御率6.91の成績でした。この年の1軍登板はなく、迎えた2年目では2軍で1勝1セーブ、防御率1.72と好成績を収めるも1軍での登板機会はありませんでした。下の動画は2年目の時のピッチングです。
3年目はクローザー候補として期待され、春のキャンプは1軍で迎えるも思うような結果を残せず、シーズン中は2軍での生活でした。また、このころの北方選手は投球フォームを試行錯誤するもうまくいかず、イップスのような症状に悩まされるようになりました。
結局、3年間で1度も1軍登板のないまま、北方選手は戦力外通告をうけました。このニュースを聞いた時には、高校から注目していた選手だけに残念に思ったのを覚えています。
北方悠誠選手:ソフトバンクホークス時代
ベイスターズから戦力外通告を受けた北方悠誠選手は、その年の12球団合同トライアウトをうけます。その翌日から福岡ソフトバンクホークスの秋季キャンプにテスト生として参加、育成契約を勝ち取りました。
4年目のシーズンでは3軍戦で9試合に登板するも5回1/3イニングで21四死球と制球難を克服できず、シーズン終了後にホークスから再び戦力外通告を受けました。
北方悠誠選手:群馬ダイヤモンドペガサス時代
戦力外通告後、再び12球団合同トライアウトを受けるもNPB球団からは声がかかりませんでした。下の動画はそのときのものです。
フォームがかなりぎこちないですよね。その後、BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスが獲得に名乗りをあげ、入団することとなります。翌年のリーグ戦では6試合に登板するも防御率11.17と振るわず、前期のみで自ら退団を申し出ました。
北方悠誠選手:愛媛マンダリンパイレーツ時代
群馬を退団と同年、入団テストを経て愛媛マンダリンパイレーツに入団します。その時の動画がこちらです。トライアウト時よりコントロールはまとまっているものの、フォームのぎこちなさは消えていません。
この年、後期リーグ15試合で防御率2.43と好成績を収め、2年連続で12球団合同トライアウトを受けるも声がかからずマンダリンパイレーツに残留します。
翌年は1年間で6試合の登板に留まり防御率も6.00、チームから野手転向をすすめられたこともありマンダリンパイレーツを退団しました。
北方悠誠選手:信濃グランセローズ時代
愛媛マンダリンパイレーツを退団後、北方選手はオフシーズンに信濃グランセローズへ入団することとなりました。下の動画は翌年のリーグ戦のものです。フォームのぎこちなさにある程度の改善が見られ、ストレートも155km/h超えを連発しています。
この年、16試合に登板するも防御率7.22、シーズン終了後に無休の練習生契約を提示されたため退団しています。上の動画の投球を見ると、まだまだやれそうな雰囲気がありますよね!
北方悠誠選手:栃木ゴールデンブレーブス時代
北方選手はグランセローズを退団後、栃木ゴールデンブレーブスに入団します。栃木ゴールデンブレーブスと言えば、元阪神タイガースの西岡剛選手が入団したことでも話題になりましたよね。下の動画は今シーズンの投球の映像です。
今シーズン、北方選手は前期リーグ戦で9試合に登板、1勝2セーブで防御率1.00という好成績を残しました。この投球がMLB・ロサンゼルスドジャースの目にとまり、2度の視察を経てドジャースとのマイナー契約を勝ち取りました!
北方悠誠選手のピッチングスタイル
現在、北方選手はスリークォーター気味のフォームからMax160km/hの速球を一番の武器に、スライダー、カットボール、カーブ、フォークも投げます。現在のピッチングをみると、高校時代の『投げっぷりの良さ』が戻った印象がありますよね。
また、入団することとなったロサンゼルスドジャース日本担当顧問の鈴木陽吾氏は以下のように述べています。
スカウティングというのは総合力。心・技・体のすべてにおいて判断をします。オフも休まずにトレーニングしていること、課題のコントロールがいい方向だということも調査で確認ができました。球速も高いレベルを維持している。本人の野球に対する姿勢、そういったことを含めて、総合的な判断をさせていただきました。
NPB2球団、独立リーグ4球団と計6球団を渡り歩き、一時はストライクを投げることもできなかった北方選手。それでも、野球と紳士に向き合い練習してきた姿勢がメジャー挑戦へとつながったのですね!
北方悠誠選手がドジャースとマイナー契約!まとめ
ここまで、ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を交わした北方悠誠選手の経歴やピッチングスタイルについて、動画を交えながら紹介してきました。
一時は思うようにストライクを投げることもできなかった北方選手、個人的には高校から注目していた選手だけに今回のメジャー挑戦は非常にうれしく思います。
なんといっても北方選手の武器は160km/h超えの剛速球と投げっぷりの良さ!アメリカでも自慢の速球をどんどん投げ込み、メジャー昇格を果たしてもらいたいですよね!
以上、おおなによる北方悠誠選手の経歴、ピッチングスタイルの紹介でした。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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