みなさんこんにちは!あおな(@aonalog)です。
この記事では、プロ野球2019年シーズンにおける守備力のセイバーメトリクス指標『UZR』ランキングをポジション別で紹介します。
2019年、守備範囲や送球も含めた守備力が高かった選手は誰だったのでしょうか。見ていきましょう!
「UZRってなに?」って方はこちら↓
※データ参考:1.02 ESSENCE of BASEBALL
※複数のポジションで出場した選手は、最も先発出場が多かったポジションを採用しています
【2019年プロ野球UZRランキング】キャッチャー
選手名 | チーム | UZR |
梅野隆太郎 | T | 6.2 |
若月健矢 | B | 3.8 |
甲斐拓也 | H | 3.0 |
中村悠平 | S | 2.3 |
田村龍弘 | M | 1.5 |
會澤翼 | C | 1.3 |
伊藤光 | DB | -0.1 |
森友哉 | L | -2.5 |
※T:阪神タイガース、B:オリックスバファローズ、H:ソフトバンクホークス、S:ヤクルトスワローズ、M:ロッテマリーンズ、C:広島カープ、DB:DeNAベイスターズ、L:西武ライオンズ
2019年、12球団で一番守備力の高いキャッチャーは、阪神タイガース・梅野隆太郎選手でした。梅野選手は守備だけでなく、打撃成績もキャリアハイを記録。CS進出の立役者といっても過言ではありませんよね。
逆に、パリーグ1位の西武ライオンズ・森友哉選手はキャッチャーのUZRランキング最下位となりました。バッティングでは首位打者を獲得するなど大活躍でしたが、守備ではあまり貢献できていないと言えます。
【2019年プロ野球UZRランキング】ファースト
選手名 | チーム | UZR |
内川聖一 | H | 18.6 |
銀次 | E | 6.4 |
D・ビシエド | D | 3.9 |
J・ロペス | DB | 0.3 |
J・マルテ | T | 0.1 |
鈴木大地 | M | -1.4 |
X・バティスタ | C | -4.0 |
中田翔 | F | -4.5 |
山川穂高 | L | -6.3 |
※H:ソフトバンクホークス、E:楽天イーグルス、D:中日ドラゴンズ、DB:DeNAベイスターズ、T:阪神タイガース、M:ロッテマリーンズ、C:広島カープ、F:日本ハムファイターズ、L:西武ライオンズ
ファーストの2019年UZRランキングはソフトバンクホークス・内川聖一選手が断トツトップとなりました。バッティングでは本来の活躍ができなかったシーズンでしたが、守備でチームに大きく貢献したと言えます。
逆に、本塁打王を獲得した西武ライオンズ・山川穂高選手はファーストUZRランキング最下位と、守備面では足を引っ張った形になっています。
【2019年プロ野球UZRランキング】セカンド
選手名 | チーム | UZR |
外崎修汰 | L | 10.7 |
阿部寿樹 | D | 10.4 |
中村奨吾 | M | 9.8 |
牧原大成 | H | 7.8 |
菊池涼介 | C | 5.0 |
浅村栄斗 | E | 1.6 |
山田哲人 | S | 0.9 |
渡邊諒 | F | -5.4 |
糸原健斗 | T | -9.6 |
太田賢吾 | S | -10.1 |
※L:西武ライオンズ、D:中日ドラゴンズ、M:ロッテマリーンズ、H:ソフトバンクホークス、C:広島カープ、E:楽天イーグルス、S:ヤクルトスワローズ、F:日本ハムファイターズ、T:阪神タイガース、S:ヤクルトスワローズ
セカンドの2019年UZRランキングでは、僅差で2位の中日ドラゴンズ・阿部寿樹選手を抑え、西武ライオンズ・外崎修汰選手が1位となりました。
セカンドUZRランキングでは値がプラスの選手が多く、下位の3選手は他のセカンドの選手と比べて守備力で劣っていたと言えます。
【2019年プロ野球UZRランキング】サード
選手名 | チーム | UZR |
大山悠輔 | T | 10.0 |
高橋周平 | D | 6.0 |
B・レアード | M | 0.8 |
Z・ウィーラー | E | 0.0 |
村上宗隆 | S | -0.3 |
宮崎敏郎 | DB | -1.4 |
中村剛也 | L | -2.7 |
松田宣浩 | H | -5.0 |
岡本和真 | G | -9.1 |
※T:阪神タイガース、D:中日ドラゴンズ、M:ロッテマリーンズ、E:楽天イーグルス、S:ヤクルトスワローズ、DB:DeNAベイスターズ、L:西武ライオンズ、H:ソフトバンクホークス、G:読売ジャイアンツ
2019年の12球団におけるサードUZRランキングでは、阪神タイガース・大山悠輔選手が1位となりました。大山選手は長打力のあるバッティングのイメージが強かったので、個人的にこの結果は予想外でした。
また、サードのUZRランキングは上位の二人が断トツで下位を離しており、大山選手と中日ドラゴンズ・高橋周平選手が他の選手よりもかなり守備力が高いと言えます。
【2019年プロ野球UZRランキング】ショート
選手名 | チーム | UZR |
源田壮亮 | L | 22.4 |
京田陽太 | D | 17.5 |
中島卓也 | F | 15.9 |
大和 | DB | 4.4 |
田中広輔 | C | 1.4 |
大城滉二 | B | -0.7 |
茂木栄五郎 | E | -1.9 |
坂本勇人 | G | -3.0 |
今宮健太 | H | -6.3 |
藤岡裕大 | M | -7.3 |
木浪聖也 | T | -10.3 |
※L:西武ライオンズ、D:中日ドラゴンズ、F:日本ハムファイターズ、DB:DeNAベイスターズ、C:広島カープ、B:オリックスバファローズ、E:楽天イーグルス、G:読売ジャイアンツ、H:ソフトバンクホークス、M:ロッテマリーンズ、T:阪神タイガース
2019年のショートUZRランキングでは、上位3名がそれ以外の選手を大きく話す結果となりました。そのなかでも、西武ライオンズ・源田壮亮選手が1位となっています。
源田選手、中日ドラゴンズ・京田陽太選手、日本ハムファイターズ・中島卓也選手は近年のUZRランキング上位の常連となっていますよね。
特に中島選手は今シーズンFA宣言をする可能性があります。ショートは守備の要であり、中島選手の守備力はどの球団ものどから手が出るほど欲しい存在です。今後の動向に注目しましょう。
【2019年プロ野球UZRランキング】レフト
選手名 | チーム | UZR |
金子侑司 | L | 21.0 |
島内宏明 | E | 9.9 |
吉田正尚 | B | 1.4 |
角中勝也 | M | -0.1 |
Y・グラシアル | H | -2.1 |
西川龍馬 | C | -2.1 |
近藤健介 | F | -6.3 |
福留孝介 | T | -8.7 |
W・バレンティン | S | -12.4 |
筒香嘉智 | DB | -17.5 |
※L:西武ライオンズ、E:楽天イーグルス、B:オリックスバファローズ、M:ロッテマリーンズ、H:ソフトバンクホークス、C:広島カープ、F:日本ハムファイターズ、T:阪神タイガーズ、S:ヤクルトスワローズ、DB:DeNAベイスターズ
レフトの2019年UZRランキングでは西武ライオンズ・金子侑司選手が断トツのトップとなりました。
レフトといえば、あまり守備力の高くない選手が守ることが多いポジションですよね。その中で俊足の金子選手と以前はセンターを守っていた楽天イーグルス・島内宏明選手が上位となるのは必然と言えます。
【2019年プロ野球UZRランキング】センター
選手名 | チーム | UZR |
辰巳涼介 | E | 11.8 |
神里和毅 | DB | 11.1 |
丸佳浩 | G | 8.7 |
近本光司 | T | 2.1 |
福田周平 | H | 1.4 |
青木宣親 | S | -2.6 |
荻野貴司 | M | -2.8 |
秋山翔吾 | L | -3.8 |
西川遥輝 | F | -5.9 |
野間峻洋 | C | -8.9 |
大島洋平 | D | -11.4 |
※E:楽天イーグルス、DB:DeNAベイスターズ、G:読売ジャイアンツ、T:阪神タイガース、H:ソフトバンクホークス、S:ヤクルトスワローズ、M:ロッテマリーンズ、L:西武ライオンズ、F:日本ハムファイターズ、C:広島カープ、D:中日ドラゴンズ
センターと言えば、足が速くて守備範囲が広い選手が守ることの多いポジションですよね。そのため、センターのUZRランキングは毎年激戦となります。
そんなセンターにおいて、2019年で一番守備力の高い選手は楽天イーグルス・辰巳涼介選手でした。また、僅差でDeNAベイスターズ・神里和毅選手が2位につけています。
両選手とも若い選手ですので、これからもセンターUZRランキング上位に毎年顔を出してくれることでしょう。
【2019年プロ野球UZRランキング】ライト
選手名 | チーム | UZR |
亀井善行 | G | 12.6 |
平田良介 | D | 10.6 |
鈴木誠也 | C | 9.3 |
大田泰示 | F | 6.2 |
上林誠知 | H | 1.3 |
糸井嘉男 | T | -4.8 |
木村文紀 | L | -7.9 |
雄平 | S | -8.3 |
中川圭太 | B | -10.4 |
N・ソト | DB | -17.7 |
※G:読売ジャイアンツ、D:中日ドラゴンズ、C:広島カープ、F:日本ハムファイターズ、H:ソフトバンクホークス、T:阪神タイガース、L:西武ライオンズ、S:ヤクルトスワローズ、B:オリックスバファローズ、DB:DeNAベイスターズ
ライトにおける2019年UZRランキングは、上位5名と下位5名がはっきりとわかれる結果となりました。
上位ではベテランの読売ジャイアンツ・亀井善行選手が1位となっています。また、断トツ最下位となったDeNAベイスターズ・ソト選手はセカンドでも52試合に先発出場しており、それが今回の結果に影響を及ぼしていることが考えられます。
【2019年プロ野球UZRランキング】まとめ
ここまで、2019年プロ野球におけるポジション別のUZRランキングを紹介してきました。
皆様の贔屓にしている選手はいかがでしたでしょうか。守備を数値化して評価することのできるUZR、来期以降も注目していきたいと思います。
また、守備の名手に送られる賞としてゴールデングラブ賞があげられます。これは記者の投票によって選出されるものです。そのため選手の印象による影響が強いと考えられます。UZRランキング通りの選出となるのか、発表され次第、記事にしますので楽しみにしていてくださいね。
以上、2019年プロ野球・ポジション別UZRランキングでした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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